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​店 主 の こ だ わ り

お箸について
若狭塗(わかさぬり)とは福井県小浜市で生産される漆器であり、昭和53年2月6日に伝統工芸品に指定された塗箸は全国シェアーの80%以上を占めていて、米国大統領バラク・オバマ氏を含め多くの著名人に箸が贈呈されています。
店主が福井『若狭箸蔵まつかん』に赴き、工場見学からお店用に太さ、長さなどを細かく協議させて頂きました。特にデザート用の枝箸は工房の裏山から剪定した枝を使っていて同じものは二つとない中、当店の要望に最大限配慮して選別して頂きました。
今現在箸作りの原材料は主にニューギニア産のマラス材を使っています。日本の素材も柔軟で良いものですが、持った時の手になじむ重さが大事と考えマラス素材の物を多く用いています。重さの秘密は年輪です。日本には四季がありより多くの年輪が形成され軽く柔軟な素材となります。
雨季と乾季があれば年輪は多少形成されるようですがニューギニアは熱帯モンスーン気候で四季がなく密度があり適度な重みがある素材となります。日本のお店なので日本の文化であるお箸を大事に考えています。
石の皿について
店主自ら600余年の伝統を誇る硯(すずり)の町、宮城県石巻市雄勝町に赴き生産者の高橋頼雄さんと商談の結果当店特注の3種サイズの雄勝玄昌石皿にたどり着きました。
未だプレハブのギャラリー(店舗)にての商談は今も記憶に新しく感慨深いものです。直接石巻市に行かなくても玄昌石皿を取り扱うことは可能です。しかし、生産者と対話し思いを感じ取った上で取り扱うことが大事だと店主は考えています。その結果特注サイズのお皿を作って頂ける事となりました。
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